4k8kの画質でテレビを楽しむにはアンテナ工事をしないとダメなの?

現在の4k8k放送は、スポーツ中継、ショーや舞台の中継、映画専門チャンネルなどの専門チャンネル、ショップチャンネルがメインです。画質のよいカメラで収録することで、より臨場感のある番組内容となりますので、スポーツ中継を4k8k放送で見たいという人は少なくありません。しかし視聴するには、アンテナ工事や専用の機器が必要になります。4k8k放送を視聴するのに必要なものについて検証しました。

4k8k専用のアンテナは必須

4k8kと従来の放送との一番の違いは、画素数の違いです。通常のデジタル放送、いわゆる2kとよばれている放送の画素数は、およそ200万画素です。これは、モニターが40インチくらいでちょうどい画質です。それ以下の大きさのモニターで、画質のよい状態で視聴することが出来ます。

つまり、それ以上大きなモニターで見るとなると画質が粗くなります。4kは、画素数がおよそ4倍になります。すなわち800万画素となります。50インチ以上のモニターで見てもクリアに見ることが出来ます。8kはさらに4倍の3200画素です。100インチのテレビやモニターでも高画質です。

また従来の放送よりも動きを滑らかに映すことが出来ます。実際の動きに追いつかずに、ところどころ映像が飛ぶ瞬間を目撃した人も少なくないと思います。しかし8k放送では、そういったこともクリアになっています。早い動きを映すサッカーや水泳などのスポーツ観戦に向いているのは、そういった理由からです。

しかし4k8k放送は、対応テレビを購入するだけでは、視聴することが出来ません。それ専用のアンテナが必要です。一部の番組は、従来のBSアンテナでも視聴することが出来ますが、全ての放送を視聴することは出来ませんので、全ての放送を視聴したい方は、アンテナ工事が必要となります。

アンテナ自体は高価というわけではありませんが、それを設置しようと思うと、費用が掛かってしまいます。もちろん、自分での取り付けが出来ないわけではありませんが、高いところに設置するので、専門家に任せたほうがよいです。万が一設置中に転落したり、屋根や壁の一部を破損したりしてしまうと大変です。また、取り付ける方向や向きが違うと電波が受信できず、視聴できないというケースもありますので、生半可な知識で望むのは避けたほうがよいでしょう。

最近は、家の外観を損なわないようなデザインアンテナもあります。ソーラーパネルを設置しているお宅や、屋根に取り付けるのが難しい場合は、壁に取り付けるタイプのものもあります。

アンテナ以外に必要なものもある?

対応テレビを準備し、アンテナ工事をしたら即視聴できるというわけではありません。電波を受信しやすくなる機器であるブースターの交換も必要です。通常、ブースターは、周囲に建物があったり、障害物があっても、送られてくる受信電波を増幅させ、受信しやすくなるような働きをしています。また、余分な電波を拾わないように、周波数が高すぎる電波はキャッチしません。

その為、既存のブースターをお使いの場合は、4k8kの電波をキャッチしない可能性があります。4k8k放送を視聴するのには、専用のブースターを使わなければなりません。

アンテナから受信した電波をテレビに送るのにもう一つ器機が必要です。受信した電波を各テレビに分配する分波器です。この分波器も、高すぎる周波数は拾わないようになっているので、従来の分波器では対応が出来ません。専用の物に変えましょう。

一戸建ての個人住宅の場合は、アンテナ工事をしようと思えば、いつでも好きなときに工事することが出来ますが、集合住宅の場合は、アンテナが建物に一つという場合がほとんどです。そのため、アンテナやブースター、分波器が対応していないと見ることが出来ません。現状BS放送が視聴できるのであれば、一部の放送を除き、視聴可能です。

賃貸物件の場合は、建物の管理や方針はオーナーにあるため、勝手にアンテナを交換することは出来ません。個々にベランダにアンテナを設置する場合も管理会社に許可を取る必要があります。

分譲物件の場合は、予め管理組合での話し合いが必要です。導入することが決まったら、管理費の中から費用を捻出するか、少しずつ負担しあうかしてアンテナ工事をします。しかしアンテナ設置工事のための臨時の総会を開くならばともかく、定時総会での話し合いの議題になるとすれば、行動を起こしてから実際に導入されるまで、かなりの時間を要します。動くのならば早めに動いた方がよいでしょう。

2017年以降に建てられた建物は、4k8k対応のアンテナである場合がほとんどですので、工事の必要は必ありません。

これで高画質が楽しめる!

アンテナ工事済みの集合住宅で、テレビさえ対応していたら今すぐに4k8k放送が視聴できるのに、4k8k対応でないテレビを最近買ってしまったばかりだと嘆いている方も、ある機器を使用することでその悩みは解消されます。それはチューナーといわれる機器です。もちろんモニター内に内蔵されているテレビも販売されていますが、従来の2kのテレビで4k放送を視聴するのには強い味方です。

ちなみに4k8k放送は衛星放送なので、地上波の放送とは一切関係がありません。通常の番組を2kのテレビに画質を落として視聴するというのではなく、あくまでも4k8k放送は、それ専用のカメラで撮影され、4k8k放送として放送されているので、同じ番組を4K対応テレビだと高画質で視聴でき、従来のテレビでは、画質を落として視聴しているというわけではありません。

では、どのように画質が違うのかというと、例えば番組内で人物の顔をズームアップさせたときに、人物の毛穴まで見えるというような冗談が流行りましたが、まさにその通り、4k放送で見ると、従来のテレビではうまく隠されていた部分まで見えてしまいます。

通常手前にフォーカスが当たっていると、奥の方がぶれてしまうのですが、高画質の場合は、おくまではっきりと見えるのが特徴です。スポーツ観戦などの場合は、奥に移っている選手が何をやっているのかもはっきり分かる為、今までとは違う視点で見ることも出来ます。4k放送に、スポーツチャンネルが多いのは、そのためなのです。

フィクションや虚構をそれとしてそれらしく見せることには向いていませんが、より実物に近いものを実物の物として映し出すスツールとしては、4k8k放送というのはうってつけなのかもしれません。

まとめ

新4k8k衛星放送を視聴するには、従来のアンテナでは対応できず、BS電波を受信できるアンテナ工事をする必要があります。またアンテナだけでなく、ブースター、分波器などの対応機器も必要です。ある時期以降に建てられたマンションなどによっては、既に工事済みのところもありますが。

テレビもチューナーを準備するか、チューナー内蔵のものが必要です。それらのものを準備すれば、自宅に居ながらまるでその場にいるかのような臨場感溢れる高画質でのテレビ放送を楽しむことが出来ます。